びんざさら舞は「びんざさら」という楽器を用いた舞で、五穀豊穣を祈願して奉納されています。浅草神社の例大祭である三社祭では、びんざさら舞と獅子舞が合わせて行われますが、このような形は全国でも珍しいものだそうです。
▼目次
1 浅草神社・びんささら舞の歴史
2 見どころや名物
3 日程・時間
4 場所・アクセス
5 あなたにおすすめの浅草情報
浅草神社・びんささら舞の歴史
浅草寺縁起では、網にかかった観音像は、ひとまず槐の木の切り株の上に安置されたといわれています。、またその後、観音像は「藜堂(あかざどう)」という草庵に置かれたといわれています。この藜堂(あかざどう)を作ったのが、十人の千束田圃の百姓衆といわれており、草庵の完成を祝って踊ったのが「びんざさら」の始まりとされています。「びんざさら」という、小さな木のうすい板を糸でたくさんつなぎ、両端を操ることで音を出す楽器が、この舞で使われています。
見どころや名物
浅草神社では、獅子舞とびんざさら舞があわせて行われます。
獅子舞
浅草神社では、びんざさら舞に先立って、獅子舞が行われますが、このような形は非常に珍しいそうです。子孫繁栄や害虫・悪疫消除を祈願して、獅子舞が奉納されています。
びんざさら舞
びんざさら舞では、例えば、農家の方がたねまきをするときの所作をとりいれた「種蒔(たねまき)」という舞をはじめ、「肩揃(かたぞろえ)」「鳥馬口(ちょうまぐち)」「蹴合(けあい)」という4つの舞が演じられます。五穀豊穣・悪霊退散を祈願して、ささら舞が奉納されています。
日程・時間
びんざさら舞の奉納は、例年ですと、5月に行われる浅草神社例大祭・三社祭の初日の午後に行われています。
その他、毎年3月18日に行われるようになった浅草神社の本社神輿堂下げの際、浅草寺本堂前で舞が行われています。
本社神輿の堂下げについては、下記をご参照ください。
場所・アクセス
場所は、浅草神社の社殿または神楽殿で奉納されます。
浅草神社へのアクセス
浅草神社は、浅草寺・二天門のそばにあります。最寄り駅は銀座線、東武スカイツリーラインの浅草駅で、徒歩7分程度です。浅草駅から出て、馬道通りを左側(浅草寺方面)を見ながら歩いていくと、二天門が見える曲がり角があります。二天門の方に曲がり、そのまま浅草寺境内にはいると、右手に浅草神社の大きな鳥居が見えます。
地図は下記をご参照ください。
浅草神社の営業時間やご利益などの基本情報については下記をご参照ください。
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