「もんじゃ」の由来
江戸時代、にすでにもんじゃ焼きの起源となる食べ物があったといわれています。それは「文字焼き」と呼ばれたものですが、作る途中、だし汁で文字を書き遊んでいたことから、「文字焼き」と呼ばれていました。それが、のちに「もんじ焼き」、「もんじゃ焼き」と転じていったという説が有力です。
おすすめのつくり方
つくり方も、細かくはいろいろあるようですが、私はしっかり焼かれて、濃い風味を楽しめるつくり方が好きです。しっかりだし汁を煮詰めることが、だしの旨みを引き出すポイントですが、そのためにどうしたらよいか? 王道かはわかりませんが、自分でが作るときに気をつけているところを紹介してみたいと思います。
まずはキャベツなどの具を焼きます。多少ヘラで切りながら、火を通していきましょう。火が通ったら、次は円状に土手を作っていきます。円が広いほうがだし汁を煮詰めやすいので、できるだけ広めに。ただし、土手が崩れているところがあると、だし汁が逃げていってしまいます。まずは、しっかり土手ができる広さで円を作り、そこからヘラで広げていくと調整しやすくなります。
土手ができたら、円の中にだし汁を流し込みましょう。だし汁は、熱せられる前はかなり水っぽいですが、煮詰まってくると水っぽさがなくなり、流れていきずらくなります。だし汁は一気に入れず、3分の1〜2分の1くらいづつに分けて入れると、調整がしやすくなります。
すべてだし汁を入れ、その後、だし汁が沸騰しだし、どろっとしだしたら、土手の内側から徐々に具をだし汁と混ぜていきます。具合を見ながら、すべての具とだし汁を混ぜたら、全体的に薄く鉄板に伸ばしておきます。
この後は、かなり好みが分かれます。私は、軽く焦げて来るのを待ち、小さいヘラで集めたもんじゃをさらに鉄板に押し当ててダメ押しで焦がしてから食べてます。人によってはあまり焦げてないほうがおいしいといって、早い段階で食べ始める人もいますね。
浅草もんじゃ
浅草のもんじゃは有名ですが、実際に浅草に住んでみると、駄菓子屋+もんじゃという、まさに下町スタイルなもんじゃを発見し、本当に生活に溶け込んでるんだなと感じます。
浅草もんじゃには、老舗も多く、ホッピー通りの「つくし」、歴史を感じさせる老舗「染太郎」は有名ですし、本当に人気です。「こばやし」、「六文銭」などもおいしい名店です。浅草に来たら、ぜひ、下町雰囲気たっぷりの浅草もんじゃを食べていってくださいね!